2018年12月03日

「認知症の方への心理的支援〜回想法について〜」

朝晩は冷え込みが激しく、冷たい空気が身に染みるようになってきましたね。

今回のブログでは、福岡聖恵病院の臨床心理士が行っている、認知症の患者さんたちへの心理的支援についてご紹介いたします。


皆さん、「回想法」という言葉を聞いたことがありますか?

回想法とは、アメリカの精神科医、ロバート・バトラー氏が提唱した心理療法です。高齢者が過去の思い出を語ることで、心理的な安定を得るというのがこの療法の基本的な考え方です。


福岡聖恵病院でも、高齢の患者さんと定期的にグループでの回想法を行っていて、その中では様々なトピックスが用いられます。

自然の写真をながめながら、小さいころに山や川で遊んだ時のことを思い出したり、昔使われていた台所用品の写真を見て、若い時にしていた家事が、どんなに大変だったかを思い出したり。

なつかしい歌をみんなで一緒に歌って、その歌にまつわる思い出話を共有したり…。


いつも和気あいあいとした雰囲気の中で、楽しく昔のお話をみんなで共有しています。


ちなみに、回想法はグループだけではなく、個人でも行うことができます。身近に高齢の方がおられるけど、どのように関わっていけばいいか分からないと、お困りの方はいませんか?まずは、その方の若い時のお話を聞かせて頂くことから、始めてみてはいかがでしょうか?


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posted by 福岡聖恵病院 at 08:00 | めぐみだより