2020年04月22日

散る桜

みなさん、こんにちは。気づいたら桜もほとんど散りましたね。でも、散りゆく桜も風情があっていいものです。(掃除が大変ですが・・・)


少し前ですが、職員のM山さんが病院の桜を見ながら「散る桜 残る桜も 散る桜」とつぶやいていました。残った桜もいずれは散ってしまう。桜を命に置き換えると、人は皆死んでいくんだよ、それが世の習いだ、と何やら感慨深げでした。


ちなみに「散る桜・・・」は、かの有名な良寛和尚の辞世の句と言われています(諸説あり)私も子どもの頃、日本の偉人伝を読んで「良寛さま」の人となりや生き方に深く感銘を受けました。


名主の家に生まれながら、やさしすぎる性格ゆえ、家業が向いていないと仏門に入った話。自分も貧しいのに、更に貧しい人に食事や着物を与え、その行く末を心配する話。書家として高名だったので、どうしても書を書いてくれとお金持ちの家に連れて行かれたら、「良寛こまる」と書いて逃げ出した話(子どもには、喜んで凧に文字を書いてあげていましたが)などなど。

40年以上たった今でも覚えています。子どもたちと毬をついて遊ぶ姿が、目に浮かぶようです。


気づいたら最後は、良寛さまの話になっていましたね。そう言えば、M山さんもそのやさしい人柄が良寛さまに相通ずるものがあるなあと思った、春の一日でした。


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posted by 福岡聖恵病院 at 08:00 | めぐみだより