2015年12月25日

「主われを愛す」

雨にも負けず

風にも負けず

雪にも夏の暑さにも負けぬ

丈夫なからだをもち

慾はなく

決して怒らず

いつも静かに笑っている

一日に玄米四合と

味噌と少しの野菜を食べ

あらゆることを

自分を勘定に入れずに

よく見聞きし分かり

そして忘れず

野原の松の林の陰の

小さな萱ぶきの小屋にいて

東に病気の子供あれば

行って看病してやり

西に疲れた母あれば

行ってその稲の束を負い

南に死にそうな人あれば

行ってこわがらなくてもいいといい

北に喧嘩や訴訟があれば

つまらないからやめろといい

日照りの時は涙を流し

寒さの夏はおろおろ歩き

みんなにでくのぼーと呼ばれ

褒められもせず

苦にもされず

そういうものに

わたしはなりたい




この詩のモデルとされる人物がいます。それが花巻で新聞配達をしていた斎藤宗次郎でした。彼は、賢治と同じ岩手県の花巻市出身で、小学校の教師をしていましたが、内村鑑三の影響を受けて聖書を読むようになり、洗礼を受けてクリスチャンになりました。しかし当時は、キリスト教は「ヤソ教」と呼ばれ、誹謗中傷や投石、放火といった激しい迫害に遭いました。そして小学校の教師も辞めさせられてしまいます。それだけではありません。9歳になる長女が「ヤソの子供」と言われてお腹を蹴られ、腹膜炎を起こして亡くなってしまします。

宗次郎はそのような苦しみの中でも、神に祈り続けました。普通なら、迫害のない違う土地へ移るところを、むしろ、その土地の人々に神の愛を持って仕えることを選びとりました。

17年間、斎藤は毎日何回も花巻の町を疾駆し、一日に40キロに及ぶことさえあった。風の日も、雨の日も、雪の日も、重い新聞紙を背負って、戸毎に配達しながら走り、十歩行っては感謝し、さらに十歩進んでは賛美し、木の下や小川のほとりにたたずんで祈りを捧げる彼の姿は、まことに気高いとも、勇壮とも、悲壮とも形容の言葉がなかった」と山本泰次郎の『内村鑑三とひとりの弟子』の中で表現されています。また「彼(斎藤)は、常に菓子や小銭をポケットに用意して、行く行く子供たちに与え、また乞食や貧困者に恵み、病床にある者を訪れて、慰めることに努めた」と言われています。

そして1926年に彼は内村鑑三に招かれて、花巻を去って東京に引っ越すことになりました。花巻の地を離れる日、誰も見送りには来てくれないだろうと思って駅へ行くと、そこには、町長や警察署長、高等女学校や小学校の校長、また、クリスチャンだけでなく神官や僧侶など、町中の人たちが押しかけて身動きが取れないほどだったといいます。実はその群衆の中に若き日の宮沢賢治もいたのです。



宮沢賢治の思想の根底にあったのは、自己犠牲の精神でした。彼は熱心な法華経信者でしたが、私のなかで、どうしてもクリスチャンと交錯してしまう部分があるのです。



今までの私は、神から捨てられまいとして、必死に神にしがみついている生き方でした。しかし、本当は、しがみついていようが、手を放そうが、神に「抱きかかえられている」存在であると気づいたときから、肩の荷がおり、本当の意味で感謝の心が芽生え、生きているのが楽になりました。



クリスマスの夜空を見上げると、天穹に散りばめられた無数の光が我が身に降りかかってきます。どの光も、何千光年、何万光年、何億光年のかなたからやってきた光です。

遥か遠い昔に想いを馳せ、もし、イエスがこの世に誕生したときの星の光が、この瞬間、この地球に、この身に降りかかっているかもしれないと思うと、ただただ嬉しくて仕方ないのです。


星空の画像.jpg

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posted by 福岡聖恵病院 at 13:10 | めぐみだより

2015年12月24日

めぐみ病棟だより「師走」

師走に入り、そこかしこからジングルベルが聞こえてきます。なんだかんだ言って、忙しくなってきましたね。

11月より職員の人事異動があり、めぐみ病棟にも異動で他部署に移った方、また、他部署より新しく配属された方がいます。「出会いは別れの始まり」という言葉がありますが、「別れ」は辛いものです。そして、新しい部署に行くということは、エネルギーが要りますよね。しかし「住めば都」慣れてしまえばなんてことはないのですが・・・。(同じ福岡聖恵病院の職員には、変わりないのですから。)


めぐみ病棟には、4名の新しいスタッフが来てくれました。若い人ばかりなので、めぐみ病棟の平均年齢がグット下がりました !(^^)! これからよろしくお願いしますね!

師走@.JPG


めぐみ菜園では、長雨にも関わらず割と上手くできた干し柿を試食しました。

ブロッコリー、白菜、ニンジンなどの収穫も近々みたいですよ。

11月は、芋ほりもありました。


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病棟の飾り付けは、クリスマスバージョン。

今は、来年に向けてお正月の飾り付けを制作中です。

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posted by 福岡聖恵病院 at 08:46 | めぐみだより

2015年12月22日

雪だるま

もうすぐクリスマスがやって来ます。この時期になると、リハビリスタッフがあれこれとデザインを考えながら、中庭のイルミネーションの飾り付けをします。


今回も、寒さに耐えながら作業をしました。完成後、ライトを灯すと「オー、いいネ!」と皆の心にも、「あかり」が灯りました。

雪だるま@.JPG 雪だるまA.JPG

今年は、みのり保育園の園児さん達にも喜んで頂こうと、「雪だるま」がやって来ました。そして、病棟の窓から眺める患者様からも、「きれいやね。」と

笑顔のクリスマスプレゼントを頂いた1コマでした。

雪だるまB.JPG 雪だるまC.JPG

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posted by 福岡聖恵病院 at 08:59 | めぐみだより

2015年12月21日

クリスマスツリー

只今、デイケア無影樹では、ご利用者様とスタッフが一丸となって、クリスマスツリーの製作に励んでいます。四苦八苦しつつも、楽しみながら取り組んでおります。

12月水田写真.JPG

みなさまのお家でも、クリスマスツリーを飾られますか?

子どもさんの為、お孫さんの為、人それぞれの想いがあって飾られるのでしょうね。

クリスマスが今から楽しみですね。 (^o^)

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posted by 福岡聖恵病院 at 08:53 | めぐみだより

2015年12月18日

先日、職場で虹を見かけました。


虹といえば「赤・橙・黄・緑・青・藍・紫」の7色ですが、実はアメリカやイギリスでは6色、ドイツでは5色で表現することもあるようです。虹の色は国や地域によって異なりますが、虹自体が無限の色彩を持つものとして、世界各国で「自由」と「平和」のシンボルになっており、神様がくれた平和の架け橋とも言われているそうです。


だから虹を見ると幸せな気持ちになるのかもしれませんね。

特にめったに見られない二重の虹は、とてもよいことが起こる兆しと言われています。

虹@.jpg 虹A.jpg

福岡聖恵病院が、ご利用者様、患者様やご家族様と地域の皆様との

「虹の架け橋」になれますように・・・。

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posted by 福岡聖恵病院 at 09:47 | めぐみだより