2015年06月24日

”認知症”といっても・・・@

 老年内科と老年精神科の両方を標榜する当院は、重度の内科的合併症を伴うケースも含め、認知症疾患を専門の一つとしています。

“認知症”という枠組みで纏めてしまえばそれまでなのですが、一口に認知症の患者さんといっても、当然のことながら実に多彩な方々がいらっしゃるものです。私がこれまでお話を聞かせて頂いた、珍しい経歴の持ち主には、上海で海軍のタイピストをしておられた方や、特攻隊の飛行教官をしておられた方、シベリアに五年間抑留されていた方などがいらっしゃいました。必ずしもじっくりと語って頂けるとは限りませんが、個々人の人生を紐解いて頂くことができれば、多種多様な物語に満ち満ちていることだろうと思います。


 長年、幼児教育に携わってこられた新宮さん(仮名)は、短期記憶という点では、一分間に何度も同じことを尋ねたり話したりされるなど、認知症の症状が顕著ですが、ある時、ふと愚痴をもらしがてら私が子育ての悩みについて質問してみますと、人が変わったようにズバリ、見事なアドバイスを返して下さり、こちらが驚いた次第です。昔取った杵柄というのでしょうか、幼児教育に対する洞察の深さは、発症前と変わることなく、全く色褪せていないのです。ご年輩の方々は、どのような智慧が眠っているかしれない、宝庫なのかもしれません。そのような心持ちで見つめていると、いつもの認知症の病棟やデイケアが、まるで違った風景のように浮かび上がってくるものです。(続く)


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posted by 福岡聖恵病院 at 11:16 | めぐみだより

2015年06月23日

花より焼き鳥

六月上旬に、妻と宮地嶽神社の菖蒲まつりに行ってきました。妻は写真に夢中でしたが、「花より団子」とはよく言ったもので、私は屋台の匂いにつられて、焼き鳥を食べて楽しみました。もちろん菖蒲の花は、とてもきれいでした。

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posted by 福岡聖恵病院 at 09:02 | めぐみだより

2015年06月22日

食事療養室だより「 ヨガ教室 」

こんにちは、食事療養室です。

先日、当院で毎月一回開催されている、ヨガ教室に参加してきました。

静かな空間で、深呼吸をしながら、自分の体の変化と向き合って・・・。

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ゆったりとした時間を過ごせて、とてもリラックスできました。

5分ほど大の字になって、目をつぶる時間があったのですが、あまりの心地よさで、ついうとうとと眠ってしまいました。 (-_-) zzz

疲れが吹き飛びましたぁ (*^^*)/

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みなさんも是非参加してみてください。

(毎月第3火曜日 17:10から開催しています。)

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posted by 福岡聖恵病院 at 09:44 | めぐみだより

2015年06月19日

グループホーム安居だより「おでかけ」

6月になり、九州も梅雨に入りました。

グループホーム安居では、梅雨入り前の天気の良い日に、国民宿舎ひびきで、お食事会を開催しました。

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皆さん、玄界灘で捕れた新鮮な魚料理に舌鼓を打たれていました。残さず召し上がり、完食です。

帰りは、宗像にある鎮国寺にお参りに行きました。

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この観音様は、ぼけ封じの観音様だそうです。後ろにたくさん見えるのは、ぼけ封じのお地蔵様です。

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皆さんと一緒にお参りをしてきました。

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こちらは、ふれあい観音様です。

嬉しそうに観音様に触れて、お祈りをされていました。

無事に帰りついた後、皆さんから「楽しかったー。」、「良かったあ。」と感謝の言葉を頂き、大変嬉しく思いました。


また、別の日は、宗像大社の菖蒲を見に行きました。

きれいに咲いた菖蒲を皆さん嬉しそうに眺められておられました。

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グループホーム安居では、入居者様に喜んで頂ける様に、馴染みの場所や思い出の場所など、ご本人様が希望される場所へ定期的に外出(おでかけ)しております。

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posted by 福岡聖恵病院 at 09:40 | めぐみだより

2015年06月18日

「・・・病棟の中の両親・・・A 」

  両親が、長寿を全うできているのは、施設の先生やスタッフのみなさんのおかげです。洗面、着替え、食事、排泄、入浴、移動、服薬・・・など、生活全般、すべてを手伝ってもらって、今日から明日へと命を繋いでいくことができています。たくさんの愛に包まれ、それに応えようと懸命に命の灯をともし続ける両親・・・。私は、時々、生きるって何だろうと思うことがあります。


以前、もう少し母の意識がしっかりしていた時、母が「何も楽しいことがないから、死んだ方がいい。」と言ったことがありました。私は、「お母さん、そんなこと言わんでね。お母さんがいてくれるから、私は元気に生活できてるのよ。お母さんが死んでしまったら、会えなくなるよね。そうなったらとても悲しいよ。」と話しました。母は、「うん、うん。」とうなずいていました。両親の命の灯が、私の心を照らしてくれていると思います。そして、その命の灯がともり続けるのを手伝ってくださっている先生やスタッフのみなさん・・・言葉に言い尽くせないほど、感謝の気持ちでいっぱいです。


 この感謝の気持ちを、常に心に留めつつ、私もこの病院で患者様の心に寄り添った医療援助ができるように、努めていきたいと思っています。

・・・今日も、そこに両親がいるようで、ふと立ち止まってしまう私です。


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posted by 福岡聖恵病院 at 08:51 | めぐみだより