2016年06月16日
めぐみ地域連携室便り
近年は、過酷な労働環境や対人関係の希薄化、子育て環境の変化等に伴いストレスの多い生活を送る人が増えています。現代社会ではストレスをきっかけに精神科・心療内科の病院を受診される方も増えていて、精神科病院が身近に感じられるようになりました。一方、精神科の病院を受診することに抵抗を感じる方もまだまだ多く、必要な支援が受けられない患者様もいらっしゃるようです。
まずは、医療機関の受診をお勧めしますが、悩みや心配事のある本人にとっては、
「仕事や家の事をしなくてはいけないのに、休んで受診に行くなんてできない。」
「自分はおかしくなったのか、医師から何と診断を受けるのだろうか?」
「通院が決まったら、毎月どのくらいお金が掛るのか?」
「職場や友人など、周りの人に知られたらどうしよう。」
言葉で表現できる方もいれば、不安を口に出来ずうまく伝えられない方、医療機関へ出向くことすら億劫な方など、色々な不安を抱えていらっしゃるではないかと思われます。
ご自分で受診する事が難しい方は、ご家族のみで医療機関に相談することも可能です。(^^)
ご本人からの訴えや様子はもちろんですが、身近なご家族など周囲からの情報は、とても貴重です。うまく説明できるか不安な際はメモ程度で構いませんので、事前にご本人の生活の様子や変化、特徴などの記録を用意されることをお勧めします。
当院にも相談窓口として、「めぐみ地域連携室」があります。専門の相談員が皆様のご相談をお受けしております。お気軽にご相談くださいね。(^^)
2016年06月15日
食器展示会
みなさん、こんにちは。食事療養室です☆
先日、来年5月に開設予定の聖恵ビハーラ(緩和ケア)病棟で使用する食器を選ぶ為の、食器展示会を行いました!
医師、看護師、事務職など、ビハーラ病棟に関わるスタッフの方にも、一緒に見て実際に手に取って、感触を味わってもらいました。
栄養士の側からしますと、お料理がより美味しく見えそうなもの、洗いやすいものを選びがちですが、他のスタッフの方には、患者様サイドの視点からのご意見が頂けたので、一緒に見てもらって良かったです♪
最近では、給食施設用に強化磁器と呼ばれる家庭で使うような陶磁器を少し強くし、割れにくくした物や耐熱性のプラスチック漆器も出てきているようです。
家庭で使っている食器と何ら変わりなく、見た目も高級感がありますよね。
中には食欲のない方の為に、見た目が多く見えないように工夫された小さいお茶碗や汁椀もあり、種類も様々でした。私たちも見ていて勉強になりました。新しいビハーラ病棟には、どの食器が採用されるか、今から楽しみです。(^o^)